ソニーホンダとは? EV時代に登場した「AFEELA」を展開する新会社
「ソニーホンダって何?」と思った人も多いはず。
ソニーホンダは、ソニーとホンダが2022年に設立した合弁会社で、EV(電気自動車)ブランド 「AFEELA(アフィーラ)」 を展開しています。
ソニーホンダはいつ設立されたの?
ソニーホンダ(正式名称:ソニー・ホンダモビリティ)は 2022年6月設立。
ソニーのデジタル技術とホンダの自動車製造力を融合するために誕生しました。
ソニーホンダ設立の背景|なぜ作られたのか?
背景には、世界的な EVシフト があります。
- ソニー:センサー・通信・エンタメに強いが、車を作る力はない
- ホンダ:車づくりに強いが、デジタル・ソフトに弱い
この「お互いの弱点」を補うために組んだのがソニーホンダです。
ソニーホンダのEVブランド「AFEELA」とは?
2023年のCESで発表されたブランドが AFEELA(アフィーラ)。
コンセプトは「移動手段」ではなく 「走るエンタメ空間」。
- ソニーの映画・音楽・PlayStationと連動
- 車内での体験を重視
- 自動運転・5G通信・クラウドとつながる「スマホ的な車」
ソニーホンダの戦略|テスラ型ビジネスモデル
テスラのように 直販+ソフト収益モデル を採用。
- 車販売後もアップデートで機能追加
- 自動運転やエンタメ機能をサブスク提供
- ハードよりもソフトで稼ぐ仕組みを狙う
ソニーホンダとテスラの違い
ソニーホンダとよく比較されるのが テスラ です。
両者の共通点・違いを整理するとこんな感じです。
- 共通点
- ディーラーを介さない直販モデル
- ソフトウェア更新で車を進化させる思想
- EV専業ブランドとして注目を集める存在
- 違い
- テスラは完全に自社開発・生産 → 独自工場を持つ
- ソニーホンダは合弁会社 → ホンダの生産ラインを利用
- テスラはアメリカ主導の企業文化
- ソニーホンダは日本企業連合で、エンタメ領域に強み
つまり、ソニーホンダは「テスラ型モデルを日本流で再現しよう」としているとも言えます。
ソニーホンダ直販モデルとアメリカの壁
現在、カリフォルニア州のディーラー協会(CNCDA)が「直販は違法」として提訴しています。
アメリカではディーラー制度が根強く、テスラ以外のメーカーが直販を始めると強い反発が起きるのです。
ソニーホンダがこの壁をどう突破するかが注目点ですね。
まとめ|ソニーホンダの今後
- ソニーホンダは2022年設立の新会社
- EVブランド「AFEELA」で「走るスマホ・エンタメ空間」を目指す
- テスラ型モデルを参考にしつつ、日本流の強みを活かしている
- 直販戦略を掲げるが、アメリカでは訴訟に直面
まだ知名度は低いですが、EV業界では間違いなく注目株です。
今後ニュースで「ソニーホンダ」や「AFEELA」を目にする機会が増えていくでしょう。