WBC Netflicks独占配信が示す転換点──テレビは「与えられる」から「選ぶ」へ
【ニュース要約】
米動画配信大手Netflicksは、来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本における独占配信権を獲得しました。
全47試合をライブとオンデマンドで提供し、地上波での放送はなくなります。
前回大会はTBSやテレビ朝日が放送していましたが、放送権料の高騰により国内テレビ局が手を出せず、Netflicksが権利を押さえた形です。
地上波で気軽に視聴できなくなることで、野球人気やテレビ業界のあり方にも影響が出るとみられています。
そうですよね。今回のニュースは象徴的です。
「与えられた番組を見る時代」から「自分で選んで見る時代」へ。
オンデマンドへの移行が一気に進みそうです。
1. 地上波からオンデマンドへ
WBCのような“国民的イベント”まで地上波が外れますよね。
背景は放送権料の高騰です。
国内局では太刀打ちできない金額になってしまいます。
結果として、資金力のあるNetflicksなどの配信大手がWBC 独占配信を手に入れる形になります。
つまり「テレビなら無料」という常識が崩れつつある、ということです。
2. 視聴者の意識の変化
従来のテレビは編成に合わせて受け身で見るもの。
でも今は違いますよね。
YouTubeやNetflicksのように「時間も内容も自分で選ぶ」スタイルが当たり前です。
不祥事や質の低下の影響もあって、「見たいものがない」と感じる人も増えました。
それがオンデマンドを後押ししています。
3. 世界の潮流と日本の遅れ
英国には「ユニバーサルアクセス権」という考え方があります。
人気イベントの有料独占を国が一定規制します。
日本は制度が追いついていません。
このままだと「お金を払わないとスポーツすら見られない」場面が増えるかもしれません。
4. 今後どうなるか?
テレビが今のままなら、若い世代はますますオンデマンドへ流れます。
一方で、スポーツや国民的行事の有料化が進みすぎると、
「見る権利」をどう守るかという社会的な議論は避けられません。
結論
今回のWBC 独占配信は、大転換点のサインです。
これからは本格的に「視聴者が自分で選ぶ時代」。
テレビは“編成中心”から“ユーザー中心”へ。
その流れはもう止まらないと思います。
あなたはどう思いますか?「WBCは地上波で見るべき」それとも「オンデマンドで十分」?