台風15号?!牧之原で発生したJEF3竜巻は国内最大級?日本の竜巻の実態と原因
ニュース、衝撃でしたよね。牧之原市の竜巻は「JEF3」。国内でも最大級クラスです。日本でも竜巻は起きます。ただ、ほとんどは小規模。今回は例外的に強かった、という話になります。
日本での竜巻は珍しい?
「めったにない」と思いがちですが、毎年いくつも発生します。観測・報告ベースで数十件レベルですね。多くは家屋全壊級までは至りません。だからニュースになりにくい。珍しいのは“規模が大きい竜巻”です。
- 牧之原市の推定風速:約75m/s(時速270km超)。かなり強いです。
- 日本版改良藤田スケール:JEF3。上から3番目の強さ。
- 静岡県で観測された中では史上最強クラスになってしまいます。
海外の竜巻の事例
やはり本場はアメリカ中部です。春〜初夏に巨大竜巻が多発しますよね。
- アメリカ:EF5級も発生。幅数百m〜数km。町が壊滅するケースも。
- バングラデシュ/インド:発生数は多くないですが、人口密度が高く被害が拡大しがち。
日本との違いは、地形・気団配置・発達したスーパーセルの頻度。超巨大化しやすい環境が揃いやすいんですよね。
竜巻の発生原因(かんたん解説)
ポイントは「強い上昇気流」と「風の向き・速さの急な変化(風のシアー)」です。
- 下層は暖かく湿った空気、上層は冷たく乾いた空気が乗る。
- 温度差で積乱雲(雷雲)が急発達。
- 地上〜上空で風向・風速が大きく変化して、横向きの回転(渦)ができる。
- それが強い上昇気流に持ち上げられて縦の渦になる。
- 渦の底が地面に達すると竜巻になります。
台風接近時は、湿りと風のシアーが同時に強くなります。だから日本でも竜巻が発生しやすくなる。今回はまさにそのパターンですよね。
備えと対策(実践メモ)
- 竜巻注意情報・警報が出たら、屋内の窓の少ない部屋へ。鉄筋コンクリ建物ならさらに安心。
- 窓・カーテンを閉める。飛来物対策です。
- 屋外では頑丈な建物へ退避。車は安全地帯ではありません。
- 黒い雲・雹・急な冷たい風はサイン。雷鳴が増えたら要注意です。
まとめ
- 日本でも竜巻は毎年発生。小規模が多いのが実情です。
- 牧之原市のJEF3は国内最大級。かなりレアで強力でした。
- 原因は積乱雲+風のシアー。台風期は条件が揃いやすいですよね。
よくある疑問
台風と竜巻、どっちが危ない?
広域被害は台風、局地的な破壊力は竜巻。どちらも別ベクトルで危険です。
竜巻は見てから避難で間に合う?
基本は事前回避です。注意情報が出た時点で屋内退避が安心。
日本でEF5みたいな超巨大竜巻は?
環境的に頻度は極めて低いです。ただし局地的に強い竜巻は起こりえます。
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