モバイルバッテリー発火で火事に?杉並のマンション火災、6人けが
スマホの充電に欠かせないモバイルバッテリー。
でもその便利さの裏に、思わぬリスクが潜んでいます。
東京・杉並区で起きた火災では、寝ている間にバッテリーが発火し、6人がけがをするという重大な事故に発展しました。
今回はその事故の概要と、モバイルバッテリーの危険性、安全に使うためのポイントをわかりやすく解説します。
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モバイルバッテリーが火元に?杉並のマンション火災で6人けが
2025年9月25日未明、東京・杉並区でマンション火災が発生しました。
火が出たのは阿佐谷南にある5階建てマンションの2階の一室。午前2時ごろ、住人が寝ているときに「ボン」という音がして、スマートフォンにつないでいたモバイルバッテリーから出火したとのことです。
この火事で、住人を含むあわせて6人が煙を吸うなどしてけがをしました。火は約2時間半後に消し止められましたが、もし寝るのが遅れていたら、もっと被害が大きくなっていたかもしれません。
なぜモバイルバッテリーが爆発するの?
モバイルバッテリーの中にはリチウムイオン電池が使われていて、温度や電圧の異常で発火や爆発のリスクがあります。
こんなケースは特に危険です:
- ノーブランドやPSEマークのない製品
- 充電したまま寝る・放置する
- 高温の部屋や布団の中で使う
- バッテリーが膨らんでいたり、異臭がする
特に「寝る前にスマホに繋いで放置」する使い方は、実はかなりリスクが高いんですよね…
事故を防ぐためにできること
- PSEマーク付きの正規品を使う
- 可燃物の上で充電しない(布団・ソファなど)
- 異常を感じたらすぐ使用をやめる
- 劣化したバッテリーは自治体の回収ボックスへ
あと、「100均のUSBケーブル」や「怪しい充電器」も事故のもとになるので注意が必要です。
まとめ:便利さの裏にリスクあり
スマホの充電、つい寝る前にやってしまいますよね。
でも、今回のようにちょっとした油断が、大きな火災に繋がることも。
モバイルバッテリー=小さな爆弾という意識で、安全に使っていきたいところです。
「自分は大丈夫」と思わずに、一度まわりの充電環境を見直してみませんか?