【比較】阪神ドラ1・立石正広と森下翔太の大学時代成績と評価まとめ
阪神のドラフト1位といえば、2022年の森下翔太(中央大)に続いて、2025年は創価大の立石正広が選ばれましたよね。
どちらも大学時代は“スラッガータイプ”ですが、成績や評価のされ方にはけっこう違いがあるんです。
🧾 森下翔太(中央大学)の大学時代
森下選手は高校時代から57本塁打の強打者として知られていました。
中央大学では東都リーグでプレー。これは日本でもトップクラスにレベルの高いリーグです。
| 年度 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|
| 1年春 | .306 | 2 | 9 |
| 2年秋 | .179 | – | – |
| 3年春 | .128 | – | – |
| 4年春 | .311 | 3 | 11 |
| 通算 | .239 | 8 | 31 |
数字だけ見ると少し波がありますよね。
でも、東都リーグでこれだけ打てるのは相当レベルが高いです。
相手投手には早川隆久(楽天)や山下舜平大(オリックス)など、今のプロでも主力級の選手が並んでいました。
🔍 森下がドラフト1位になった理由
打率だけなら正直、もっと高い選手は他にもいました。
でも森下は「内容」が良かったんです。
- 木製バットでも鋭い打球を飛ばせるスイングスピード
- 勝負強く、長打力が抜群
- 守備・走塁も高レベル
- 182cm・90kgの恵まれた体格
スカウトも「大学での数字以上にプロ向き」と太鼓判。
その評価どおり、今では阪神の中軸として存在感を見せています。
⚾ 立石正広(創価大学)の大学時代
そして、今年ドラフト1位の立石正広。
こちらも大学No.1スラッガーと呼ばれています。
| 年度 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|
| 2年春 | .500 | 5 | 14 |
| 2年秋 | .394 | – | – |
| 3年春 | .297 | 3 | – |
| 3年秋 | .244 | 2 | – |
| 4年春 | .375 | – | – |
特に2年春の成績(打率.500/本塁打5/打点14)は圧倒的。
三冠王クラスの数字ですよね。
さらに2024年の明治神宮大会では、
打率.667・本塁打2・打点6と、全国の舞台でも結果を残しました。
🔎 スカウトからの評価
スカウト陣の評価も非常に高く、
「大学No.1スラッガー」「ドラフト1位級の超目玉」と報じられています。
- フリー打撃でバックスクリーンに軽々放り込む飛距離
- 逆方向にも長打を打てる対応力
- 守備・走塁の意識も高く、万能タイプ
中には「メジャーのスカウトも注目している」という声もあるほどです。
⚠️ 課題・今後の注目点
- 大会や代表戦で、無安打・三振が続く試合もある
- 所属リーグ(東京新大学)はレベルがやや低く、東都リーグに比べると数字の評価が難しい
ただ、それを差し引いても素材としてのポテンシャルは抜群。
プロでの成長曲線を描ければ、森下を超える可能性も十分あります。
🏁 森下翔太と立石正広の比較まとめ
| 比較項目 | 森下翔太 | 立石正広 |
|---|---|---|
| 所属大学 | 中央大(東都) | 創価大(東京新大学) |
| 通算打率 | .239 | .350前後(推定) |
| 本塁打 | 8本 | 約10本以上 |
| 打撃タイプ | 力+対応力型 | フルスイング型スラッガー |
| 評価 | プロ適性・総合力 | 飛距離・将来性 |
森下は“内容と適性”でドラ1、立石は“圧倒的な打撃力”でドラ1。
どちらも方向性は違いますが、阪神が「長打力のある中軸候補」を求め続けているのがよくわかりますね。
✍️ 筆者コメント
個人的には、立石は森下よりも“素材としての爆発力”を感じます。
一方で森下は大学時代から“プロでの順応力”が光っていました。
阪神の次世代クリーンナップとして、
「森下・立石の2枚看板」になる日もそう遠くなさそうです。

