OLYMPUS SZ-31MRを手に入れた!その魅力と楽しみ方
先日、ずっと気になっていた「OLYMPUS SZ-31MR」を手に入れました。
外観はとても綺麗で、まるで新品のような美品。
ところが、試し撮りをしてみると望遠端で小さな写り込みが見える…。
よく見ると、画面の端にうっすら黒い点が出ていました。
写り込みの位置や形から「これはセンサーゴミだな」と判断。
思い切って分解してみると、センサーの表面に本当に小さなチリが1つ。
肉眼ではほとんど見えないほどの大きさでしたが、写真にははっきり出ていました。
「こんな小さなゴミでも写るのか」と改めてカメラの精密さを感じましたね。
せっかくなので、実際に触ってみてわかったSZ-31MRの魅力と楽しみ方を紹介します。
なぜ今でも人気なの?
一言で言うと「万能なのに味がある」からです。
SZ-31MRは2012年に登場したオリンパスの高倍率ズーム機。
この時代のコンデジは完成度が高く、まさに“円熟期”の設計なんですよね。
- 24倍ズーム(25〜600mm相当)
- 1600万画素 裏面照射CMOSセンサー
- TruePic VIエンジン搭載
- フルHD動画+静止画同時記録(MR機能)
- 3.0型タッチ液晶
この機能をすべてコンパクトなボディに詰めこんでるのがすごいんです。
オリンパスらしい発色も健在で、青空や花の色がとても自然。
スマホには出せない“空気感”があります。
SZ-31MRの楽しみ方
1. 旅行・街歩きスナップに
25mm広角から600mm望遠までこれ1台。
カメラを取り出すだけで、建物から遠くの看板まで撮れます。
軽いので旅の相棒にぴったりです。
2. 夕景・夜景を味で撮る
裏面照射CMOSとオリンパスのノイズ処理で、夜景に少し粒状感が残ります。
この“ざらっとした質感”が逆にフィルムっぽくて良いんですよね。
3. 超望遠で動物や風景を狙う
24倍ズームの威力は今でもすごいです。
猫や鳥、遠くの建物などをしっかり引き寄せて撮れます。
一脚やミニ三脚を使うとブレが減ります。
4. 同時撮影機能で動画も楽しむ
「MR(Multi Recording)」機能を使うと、動画を撮りながら静止画も同時に撮影できます。
旅行先の風景やイベントを動画+写真で残すのにぴったりです。
5. 分解・修理して遊ぶ
もし機械いじりが好きなら、SZ-31MRは最高の教材です。
センサーシフト式の手ぶれ補正や、磁気駆動ユニットの構造は見応えあり。
自分で清掃・整備して写りが改善すると感動しますよ。
中古相場と人気の理由
2025年現在の中古相場はこんな感じです。
- 美品・動作品:12,000〜18,000円前後
- 箱付き美品:20,000円台前半
- ジャンク(液晶不良・レンズエラーなど):3,000〜6,000円
ここ数年は“レトロデジカメブーム”の影響で少し値上がり傾向。
見た目がクラシックで、写りも良く、発色がオリンパスらしい。
そんな理由で再び注目されています。
まとめ
OLYMPUS SZ-31MRは、今使っても十分に楽しい万能コンデジです。
旅行にもスナップにも、古デジ研究にも。
どんな使い方をしても“味がある”のがこの機種の魅力ですよね。
スマホに飽きた人、久しぶりにカメラを触ってみたい人は、
ぜひ手に入れてこの時代のオリンパスの写りを味わってみてください。