
Pentax Optio I-10 レビュー|レトロな外観と操作感が楽しいコンデジ
はじめに|こんな人におすすめ
レトロな見た目のデジカメって、なんだか惹かれますよね。
「Pentax Optio I-10」は、クラシックカメラ風のルックスで人気があるちょっと珍しいコンデジです。
正直、古いカメラだからとあまり期待していなかったんですが……使ってみるとびっくり。
軽くてコンパクトだし、写りもよくて、思わず「おっ!」ってなりました。
Pentax Optio I-10の基本スペック
- 発売年:2010年
- センサー:1/2.3型 CCD
- 画素数:1210万画素
- ズーム:光学5倍ズーム(28-140mm相当)
- 電源:専用リチウムイオンバッテリー(D-LI92)
- 重量:約153g(本体のみ)
デザインの魅力|クラシックカメラ風の外観
まず、見た目がいい。
まるで昔のフィルムカメラみたいなデザインで、持ってるだけでちょっと気分が上がります。
小さなファインダーのような突起や革調のグリップ、細かいところまでこだわりを感じます。
メニュー画面のデザインもどこかレトロで、ちょっと懐かしい雰囲気。
全体として「レトロ好き」に刺さるつくりになってます。
操作感|シンプルだけど、意外と楽しい
モードダイヤルで簡単に設定が変えられるし、全体の操作はシンプルでわかりやすいです。
カメラ自体もすごく軽くて、小さくて、持ち運びがほんとにラク。
普段からバッグに入れておいて、ふとした瞬間にサッと取り出せます。
液晶も意外とキレイで、解像度が良好。
古い機種なのにここまでしっかり写るのかと驚きました。
ペット撮影ってどうなの?
Pentax Optio I-10には「ペット検出」機能がついていて、犬や猫の顔を自動で認識してくれます。
ただしこの機能、動きの速いペットにはあまり向いていません。
オートフォーカスがやや遅めで、シャッターを切るまでのタイムラグもあるため、動く被写体だとブレやすくなります。
とはいえ、寝ているワンちゃんや、じっとカメラを見つめてくれる猫ちゃんなど、静止状態ならしっかり撮れます。
「ときどきシャッターチャンスがある」ぐらいの気持ちで使うと楽しいカメラですよ。
作例と写りの印象
CCDセンサーらしい「パキッとした描写」と「濃いめの色味」が特徴。
とくに晴天時の空や植物の発色が美しく、スマホでは出せない味があります。
思った以上にしっかり写るので、正直いい意味で裏切られました。
(ここに作例画像を掲載)
気になる点
- 暗所はやや苦手(ノイズが出やすい)
- AFが遅めで、動きものは苦手
- シャッター音が少し大きい
- 液晶はやや見づらい場面もある
中古での入手と相場
最近は中古市場で1万円前後で見かけます。
状態の良いものは少なく、箱付きや美品はプレミア価格になることもあります。
バッテリーは専用のリチウムイオン電池(D-LI92)なので、付属しているかどうかを要チェック。
純正バッテリーが付属していなくても、互換品は比較的手に入りやすいです。
まとめ|Pentax Optio I-10は「飾っても楽しい、撮っても面白い」1台
性能だけを見れば普通のコンデジですが、
このデザインと写りにピンと来たなら、手に入れる価値はあります。
軽くて持ち歩きやすいし、思った以上に写る。レトロ好きにはたまらない1台です。
お散歩スナップや旅のお供にぴったりですよ。