日本に曜日の概念が入ってきたのはいつ?
結論からいきます。伝来は古代。定着は明治です。シンプルですよね。
超ざっくり結論
- 伝来:飛鳥〜平安期(仏教・陰陽道経由の「七曜」)
- 初出:平安時代の暦に記載あり
- 定着:明治9年(1876年)に太陽暦とともに曜日制度が導入
知識としては古くから知られていた。でも社会制度としての曜日は明治から、になってしまいます。
そもそも「七曜」って?
起源はインドの占星術。中国を経由して「日月火水木金土」。この順番、今も同じですよね。
日本への伝来と初期の使われ方
- 飛鳥〜奈良〜平安:仏教・陰陽道と一緒に入る
- 宮中や暦の世界:「暦注」の一種。吉凶や縁起を見る用途が中心
この頃は「月〜日で働く・休む」の発想ではないです。占い寄りですよね。
江戸後期で再注目
西洋天文学や暦法が入ってきて、七曜がまた注目されます。ただ、庶民生活のリズムまでは変わらず、になってしまいます。
明治で制度として定着
1876年(明治9年)、太陽暦の本格運用とともに曜日制度を採用。ここから現代の「月〜日」が生活に浸透します。学校や役所、会社の運用が揃っていきますよね。
タイムラインで確認
時期 | できごと | ポイント |
---|---|---|
飛鳥〜平安 | 七曜が伝来。暦注として使用 | 占い・吉凶の文脈が中心 |
江戸後期 | 西洋の暦法で再注目 | 生活リズムには未浸透 |
明治9年(1876) | 太陽暦&曜日制度の導入 | 社会制度として定着 |
要するに
「入ってきた」のは古代。「みんなが使いはじめた」のは明治。ここを分けて覚えるとスッキリですよね。
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