最近「黄色靭帯骨化症」のプロ野球選手が多い理由とは?
最近、プロ野球で「黄色靭帯骨化症」という病気を耳にすることが増えましたよね。
DeNAの三嶋一輝投手、中日の福敬登投手、阪神の湯浅京己投手、そしてソフトバンクの浜口遥大投手。
いずれも国の指定難病を公表し、手術を受けています。
黄色靭帯骨化症とは?
背骨の中を通る「黄色靭帯」が骨のように硬くなってしまう病気です。
神経を圧迫して、手足のしびれや力が入らない、歩きづらいなどの症状が出ます。
放っておくと、日常生活に支障が出ることもある難病です。
なぜプロ野球選手に多いの?
まだはっきりした原因は分かっていませんが、いくつかの要因が考えられています。
- 激しい体のねじれや反復動作 投球やバッティングでは、背骨に強いねじれ・反り返りのストレスがかかります。 その繰り返しが靭帯を少しずつ傷つけ、骨化を進めてしまう可能性があります。
- 遺伝や体質 日本人や東アジア人は、もともと靭帯が骨化しやすい体質を持つ人が多いといわれています。 プロ野球選手は筋肉や骨への負荷も強く、リスクが表に出やすいのかもしれません。
- 診断技術の進歩 MRIやCTの普及で、以前なら分からなかったケースも見つかるようになりました。 「最近多い」と感じるのは、発見される機会が増えたことも関係しています。
報道例から見える傾向
公表されているだけでも、以下のように複数のプロ野球選手が手術を受けています。
選手名 | 所属 | 発表時期 |
---|---|---|
三嶋 一輝 | DeNA | 2022年8月 手術 |
福 敬登 | 中日 | 公表例あり |
湯浅 京己 | 阪神 | 2024年8月 手術 |
浜口 遥大 | ソフトバンク | 2025年4月 手術 |
これだけ名前が並ぶと、「多い気がする」と感じるのも当然ですよね。 でも、実際に統計として増えているかどうかはまだ分かっていません。 診断技術や報道の増加が、印象を強めている面もあります。
まとめ
プロ野球選手に黄色靭帯骨化症が多く見える背景には、
・背骨への強い負担
・日本人に多い体質
・診断技術の進歩
などが重なっていると考えられます。
今後も新たな発表があるかもしれませんが、早期発見と適切な治療で復帰できる例も増えています。
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