
【アスリートでも脱水症状に!?】大谷翔平選手の痙攣から考える、水分管理の大切さ
「えっ、あの大谷翔平が脱水症状?」
そう思った人、多いんじゃないでしょうか。
先日のレッズ戦、大谷選手は「2番・投手」で出場していましたが、右臀部の痙攣で途中降板。本人も試合後に「脱水気味だった」と語っていました。
いやいや、あんなに体を鍛えているトップアスリートでも脱水になるの!?
実はこれ、意外とよくあることなんです。
■ 脱水症状ってそもそもなに?
脱水症状というのは、体の水分と電解質(ナトリウムやカリウム)が不足する状態のこと。
症状としては、
- けいれん(今回の大谷選手もそうですね)
- 倦怠感
- めまい
- 集中力の低下
■ 体を鍛えてる=脱水に強い?→NO!
これ、よくある勘違いなんですが
「筋肉があれば水分が多く含まれてるし、脱水には強いんじゃ?」
って思いますよね?
でも実際は逆に、筋肉量が多い人ほど、運動時の発汗量も多くなるので、脱水になりやすいとも言われているんです。
大谷選手レベルになると、1試合の間に失う水分量も相当なもの。
しかも打って投げて走って…って、そりゃ体の水分も電解質もどんどん出ていっちゃいます。
■ アスリートは脱水に気づきにくい?
実は、アスリートほど体の異変に気づくのが遅れやすいというデータもあります。
なぜかというと、「疲労」や「集中力の低下」を意志の力でカバーしてしまうから。
今回の大谷選手も「騙し騙しやってた」と話してましたよね。
まさに、アスリート特有の「限界までやりきる姿勢」が裏目に出たケースとも言えます。
■ 脱水の原因は、水だけじゃない!
「水分は摂ってたはずなのに…」という人も要注意。
実は脱水の本当の怖さは、ナトリウムやカリウムの不足。
汗と一緒に電解質も失われるため、水だけ補給しても逆に体内のバランスが崩れてしまうんです。
これが“低ナトリウム血症”という状態。
だから、スポーツ時の水分補給は水+塩分(電解質)がセット。
スポーツドリンクや経口補水液がベストですね。
■ ナトリウムとカリウムの役割って?
ナトリウムとカリウムって、単なる「塩分」じゃないんです。
- ナトリウム:体の外側の水分に多く含まれていて、水分バランスや血圧の調整をしています。あと、神経や筋肉を動かす信号にも関わってます。
- カリウム:体の中の細胞に多く含まれていて、こちらも神経伝達や筋肉の収縮</strongに関わってます。心臓のリズムにも関係してます。
つまり、どちらも体の「電気信号」をスムーズに送るために欠かせないもの。
これが足りないと、痙攣(けいれん)や脱力感、最悪の場合は心臓に影響することもあるんです。
水だけでなく、電解質=ナトリウムやカリウムの補給が必要なのはこういう理由からなんですね。
■ まとめ:誰でも脱水になる!だから「先手の水分管理」を
今回の大谷翔平選手のケースは、体づくりが完璧でも水分管理はまた別ということを示してくれました。
どんなに鍛えていても、どんなに若くても、脱水にはなります。
ましてや、これからの猛暑。
「のどが渇いたときにはもう遅い」とよく言われますが、まさにその通り。
先に飲む!先に補給する!
これが鉄則ですね。
最後にひとこと
脱水症状って、夏だけじゃなくて冬の運動でも起こるんですよ。
空気が乾燥してる分、水分が奪われやすい。
「自分は鍛えてるから大丈夫!」って思ってる人こそ、注意してくださいね。